製品要件・機能一覧

製品要件


サーバー要件
OS:Microsoft Windows Server 2008/2008 R2/2012(32- および 64-bit)
データベース: Microsoft SQL Server 2008, 2012
Webサーバ:Internet Information Service 7.0、7.5、8.0
プラットフォーム:.NET Framework 4.5、ASP.NET 2.0以上
CPU:2 Ghz 以上
メモリ:4GB 以上
HDD:500 MB 以上

クライアント要件
Webブラウザ:Internet explorer 9以上、Google Chrome 41以上、Firefox 36以上、Safari 7以上
*eフォームを編集するユーザのみInternet explorer の32bitおよび次のMicrosoft Wordが必要となります。Microsoft Word 2007 以上(32-bit)とInternet explorer 9 以上

管理機能

BP Directorは以下の管理機能を提供しています。

ユーザ管理機能
ユーザ機能: BP Directorを利用するユーザを登録します。
グループ機能: ユーザが所属するグループを登録します。
Active Directory連携機能: BP Directorを利用するユーザ情報をActive Directoryから取得します。

システム管理機能
設定機能: ユーザ画面やアクセス先を設定します。
● プロフィール: ユーザのホーム画面を設定します。
● パーティション: ユーザがアクセスできる場所をパーティションで作成します。
● グローバルナレッジビュー: 各表示画面の表示内容などを設定します。
インストール設定: メール通知、ロゴ、データベースやライセンスの設定が行えます。

オブジェクト機能

BP Directorで提供する機能の詳細をご紹介します。

eForm eフォーム機能詳細
eフォームとは、ブラウザで閲覧可能なフォームを作成するための機能です。

eフォームの作成
BP Directorでは、eフォームをMicrosoft® Word®で作成し、申請することでワークフローを開始することができます。
無償プラグインをインストールしていただくことで、eフォームに様々な項目を追加することが可能です。
フォームに追加できる主要項目は以下の通りです。

主要項目一覧

項目名 概要
テキストボックス 文字を入力するテキストボックスを追加できます。
チェックボックス チェックボックスを追加できます。
ドロップダウン ドロップダウンを追加できます。
ラジオボタン ラジオボタンを追加できます。
日付フィールド 日付を選択するカレンダー機能を追加します。
ユーザ選択 システムに登録されたユーザを選択する項目を追加します。
グループ選択 システムに登録されたグループを選択する項目を追加します。
メールデータ 通知メールのテンプレートを作成する場合に件名や送信者などを設定する項目を追加します。
回覧票 承認履歴を表示する回覧票またはその一部のサイン・印影などをフォームに表示することができます。
コメント コメントを追加するフィールドを追加します。
セクション フォームのコンテンツをセクションごとに区切り、表示・非表示を可能にします。
タブ タブ切り替え可能なフィールドを作成できます。
アレイ 行の追加・削除が可能な表を追加できます。
計算 フィールドの入力値の合計等を行えます。
ボタン 印刷・保存・カスタムタスクを実行するボタンを追加できます。
添付 ファイルの添付と添付ファイルの一覧またはファイルの内容を表示することができます。
システム変数 現在のユーザ、日付、その他システム変数を利用してシステム内の値を取得して表示することができます。
作成したeフォームは保存してアップロードをクリックするだけで、ブラウザで閲覧可能なフォームとして利用することができます。

ナビゲーション機能
eフォームに追加した項目にブラウザ上で様々な設定を行うことができます。条件に応じて項目を表示したり入力形式を事前に設定しておくことで、ユーザが初めてフォームを入力する場合でも、容易かつ正確に入力させることができるようになります。
項目に設定できる主なプロパティは以下の通りです。

主要設定項目一覧

項目名 概要
データ形式 日付、数値など入力する値の形式を指定することができます。
既定値 eフォームを表示した際に自動で入力される値を設定することができます。
オプション 既定の状態や条件に応じて項目を表示/非表示、有効/無効、必須/任意に設定することができます。

Workflow ワークフロー機能詳細
ワークフローの作成
ドラック&ドロップでパレットにユーザタスクやシステムタスクを追加、さらにタスクを連結してワークフローを構築します。 ワークフローに追加できる主要タスクは以下の通りです。

主要タスク一覧

タスク名 概要
ブランチ 経路を設定できます。差戻しや、条件に応じた経路を選択させることもできます。
ユーザ タスクを実行する単一または複数ユーザを追加できます。
通知 通知メールを送信することができます。
並列タスク 異なるタスクを一度に実行することができます。
プロセス 異なるワークフローを呼び出し、別のプロセスを実行することができます。
待機 条件に従ってタスクの開始を遅らせることができます。
*カスタムタスクをタスクとして追加することも可能です。

ワークフローの進捗管理
実行中ワークフローの進捗状況や承認状況、また完了したワークフローの承認経路や承認履歴は、ブラウザ上で確認することができます。
ワークフローには進捗状況をワークフローのルートで確認する管理画面と、承認状況を一覧で確認する回覧票の機能が提供されています。

Timeline タイムライン機能詳細
BP Directorでは、ワークフロータスクとは別にタイムライン機能を提供してます。タイムラインはガントチャート形式の画面で時間ベースでプロセスを管理します。
この機能は、同時に複数の異なるタスクを実行する業務やタスクの遅延、実行状況を時間で把握する必要のあるプロジェクトなどに適した機能となっています。

タイムラインのアクティビティ
タイムラインに指定のeフォームを登録すると、アクティビティを実行するユーザが参照することもできます。
タイムラインに追加できる主要アクティビティは以下の通りです。

主要アクティビティ一覧

タスク名 概要
ユーザ タスクを実行する単一または複数ユーザを追加できます。
通知 通知メールを送信することができます。
プロセス 異なるワークフローを呼び出し、別のプロセスを実行することができます。
eフォームの設定 タイムラインで使用するeフォームを指定することができます。
待機 条件に従ってタスクの開始を遅らせることができます。
*カスタムタスクをアクティビティとして設定することも可能です。

アクティビティの実行
タイムラインでは、アクティビティを並列に一度に実行させることや、依存関係を持たせて段階ごとに実行することが可能です。
通常のアクティビティはタイムラインが開始したと同時にタスクが一斉に開始されます。
依存関係のあるアクティビティは依存先のアクティビティが完了した後、アクティビティを開始します。

アクティビティの進捗管理
実行中タイムラインの進捗状況や承認状況、また完了したタイムラインの承認経路や承認履歴は、ブラウザ上で確認することができます。
タイムラインには進捗状況をタイムラインのガントチャートで確認する管理画面と、承認状況を一覧で確認する回覧票の機能が提供されています。

BR ビジネスルール機能詳細
ビジネスルールでは、条件に応じて結果を返すルールを設定することができます。ワークフローやタイムラインなどで利用することで、条件に応じた承認者の割当てや経路の選択が可能となります。
ビジネスルールで取得できる主な結果は以下の通りです。

主要戻り値一覧

戻り値名 概要
条件に応じて指定の値を返すことができます。
文字列 条件に応じて任意の文字列を返すことができます。
ユーザ 条件に応じてシステムに登録されたユーザを返すことができます。
グループ 条件に応じてシステムに登録されたグループを返すことができます。
*カスタムタスクをアクティビティとして設定することも可能です。

Reportレポート機能詳細
システムに保存されたデータを一覧またはグラフィカルに表示することができます。
表示の対象となるデータは、プロパティからドロップダウンまたは任意の値で設定することが可能です。
レポートで表示可能な主なデータ項目は以下の通りです。

主要データ項目一覧

データ項目名 概要
フォーム 指定したフォームのフィールドに入力された値などを表示します。
オブジェクト情報 eフォームやワークフロー定義の名前を表示します。
ワークフロー ワークフローのステータスや開始日、開始ユーザなどの情報を表示します。
タスク タスク名や開始日、関連するユーザ名などを表示します。
ワークフローステップ ワークフローのステップに関連する情報(開始日、期限、ユーザ等)を表示します。
ビジネスルール 作成したビジネスルールの結果を表示します。
タイムライン タイムラインのステータスや開始日、開始ユーザなどの情報を表示します。
タイムラインアクティビティ タイムラインのアクティビティに関連する情報(開始日、期限、ユーザ等)を表示します。
プロセス ワークフロー・タイムラインなどすべてのプロセスに関連する情報を表示します。

その他拡張機能詳細
BP Directorでは、上記の基本となる機能とは別に、カスタムタスクと呼ばれる拡張機能を提供しています。このカスタムタスクは、システムを改変することなく、フォルダにインポートするだけで、簡単に利用を開始することができます。
主要なカスタムタスクは以下となります。


主要カスタムタスク一覧

カスタムタスク名概要
コンテンツ操作 アイテム名の変更や移動、出力を実行することができます。
データベース接続 データベースに接続し、記述したSQLの値をフォームのテキストボックスやドロップダウンに表示します。データベースへは接続文字列を入力するだけで簡単に接続できます。
フォームデータマッピング eフォームに入力した情報を同一eフォームのフィールドや別のeフォームにコピーすることができます。
PDFカスタムタスク eフォームをPDFに変換したり、テンプレートにeフォームの内容を書き込むことができます。
プロセス eフォームやプロセス内でワークフローを実行させる機能を追加できます。
Webサービス連携 BP Directorが提供するWebサービスへの接続または提供されるWebサービスへ接続し、情報を取得します。